この日を忘れない人はいないだろう。私はちょうど小6だったと思います。
修学旅行兼スキー合宿の用意をして寝ていたら急に突き上げる揺れで
・・・起きませんでした。私は睡眠に入るとかなり深くほとんど起きません。
確かブルドーザーが前を通る夢を見たと思います。それと私が気づかなかった
要因として母が私に覆いかぶさるようにしていたのがあったのかもしれません。
目が覚めると父が食器棚を止めようとして下敷きになっていたので、その
父を助け物が散乱する家から出てきました。
地獄絵図でした。
確か向かいの家は1階が駐車場で2階が住居でしたが1階建てに変わってました。
横のアパートは2階が1階になってました。そこらへんでうめき声のような声
が聞こえてそれを助ける人がいる、もちろん助けてる人も血が出てたりします。
電気・ガス・水道がない生活。
まず電気が19日に復旧、あの時いとこの家にいましたが全員で拍手したのを
覚えています。そして水道・ガスと復旧。それまで水は船のおじさんからいただいてました。
お風呂は電車が復旧している西宮まで行きそこから電車で入りに行きました。
そういえば旅客船が来てそこにも入りに行きました。
食べ物も少なかったので支給していただいたり出店のおじさんがたくさん来て
無料で何日もいただけたことも覚えています。あ、石原軍団も来てた。
渡哲也さんが魚焼いてたりしてちょっと嬉しかった。
幸い私の周りに亡くなった方がいないので時々忘れそうになるんですが
ちょっと考えただけで色々思い出します。あの時お世話になった気持ちは
忘れません。いつか恩返ししたいですね。